生徒さんが自宅で練習するとき、少しでも役に立てればと思い、練習用の動画を作っています。
「動画を作る」と聞くと簡単そうに思われるかもしれませんが、実際は、なかなか大変なのです。
今日はその裏側をお話しします。
撮影環境はシンプルです

特別な機材は使っていません。
スマホスタンドを使って、いい角度になるよう設置するだけ。
照明も、日中は日差しが入る場所で、夜はリビングの電灯の下で撮っています。
撮影環境自体は、とてもシンプルです。
でも、本当に大変なのはここからです。
録画ボタンを押すと、なぜか間違える

これは本当に不思議なのですが、録画ボタンを押した瞬間から、ミスが増えます。
練習しているときはうまく弾けているのに、いざ録画が始まると途端に指がもつれる。
完璧に暗譜しているはずなのに、なぜか頭が真っ白になる。
不思議なものです。
講師でもこうなのですから、生徒さんが「人前で弾くと緊張する」とおっしゃるのは、よくわかります。
結果として、何テイクも撮り直すことになります。
思わぬ落とし穴
せっかく「うまく撮れた!」と思ったら、カリンバの17キーに私の顔が映り込んでいたことがありました。
カリンバが鏡のように反射してしまうのです。恐怖です。
そのときは、撮り直すか、モザイクを入れて対処するようにしています。
やってみないとわからない、撮影あるあるです。
もう一つ大変なのが、メトロノーム
メロディや伴奏など、パートごとに分けて撮影するため、ずっとメトロノームを鳴らしながら録画します。
カチカチカチカチ……。
長時間聞き続けていると、だんだんそのカチカチ音が煩わしくなってきます(笑)
編集作業も、なかなか一仕事です

撮影が終わっても、編集があります。
動画編集ソフトを使って、パートごとに撮った映像をつなぎ合わせる作業です。
このとき困るのが、テンポ合わせです。
パートごとに撮影しているため、動画をつないだときに音がズレないよう、丁寧にタイミングを合わせていきます。
これが意外と時間がかかるのです。
そして編集中に、弾き間違いに気づくこともあります。
もちろん、撮り直しです(笑)。
スローテンポが、逆に難しい

練習動画のため、できるだけゆっくりなテンポで弾くようにしています。
生徒さんが音を確認しやすいように、というのが理由です。
ところが、スローテンポというのが逆に難しかったりします。
速いテンポなら勢いで乗り越えられる部分も、ゆっくり弾くと一音一音が際立つので、ごまかしが効きません。
丁寧に、確実に弾くことが求められるのです。
それでも作り続けるのは
これだけ手間がかかっても動画を作り続けるのは、生徒さんに自宅でも練習を続けてほしいから。
レッスンの時間は限られているぶん、家での練習をできるだけサポートしたいと思っています。
嬉しいことに、生徒さんから「動画があるとアンサンブルの仕上がりイメージがつきやすい」「パート練習もしやすい」という言葉をいただくことがあります。
そう言っていただけると、あの苦労も報われる気がします。
これからも、こつこつ作っていきます。
普段は板橋でカリンバサークルを開催しています。
サークルの雰囲気や活動内容は、こちらでご紹介しています。
