曲選び、かなり考えています。
と言いたいところですが、正直に言うと「好きな曲が弾けるのが一番」というのが、私の本音です。
しかし、体験会とレッスンでは、曲を選ぶときに意識することが少し違います。
今回はその話を書いてみます。
体験会では「知っているメロディ」を最優先に

体験会でまず大切にしているのは、「弾けた!」という感覚を1回味わってもらうことです。
そのために選ぶのは、ほとんどの方が知っているメロディ。
主旋律(メロディ)だけをシンプルに弾ける曲です。
初めてカリンバを手にした方でも、知っている曲なら「次はこの音かな」と自然に指が動きます。
少し間違えても、ご自身で気づいて修正できます。
曲の難しさよりも、その場で「弾けた!」「カリンバって楽しい!」と感じられるかどうかを優先しています。
カリンバは音の並びに少し特徴があり、音をなめらかにつなげる「スライド」という弾き方もあります。
初めてカリンバに触れる方は、指使いに慣れるまでにストレスを感じることも多く、少しでもそれを軽くして楽しんでいただきたいと思っています。

レッスンでは「弾きがい」と「季節感」を意識して

レッスンで使う曲は、体験会とは少し選び方が変わります。
童謡や季節の曲を中心に選ぶことが多いのですが、意識しているのは2つです。
1つは、アンサンブル(合奏)にしたときの響きのよさや、伴奏が弾きやすいかどうか。
メロディだけでなく、伴奏パートとして一緒に演奏できる曲は、合わせる楽しさがあります。
もう1つは、練習のしがいがあるかどうか。
すぐに弾けてしまう曲より、少し時間をかけて仕上げていく過程に、上達の実感があります。
クラスやその方の習熟度を見て、少し難易度を上げたりすることも。
でも、一番達成感があるのは好きな曲

レッスンでは、著作権の関係もあり、童謡や昔から親しまれている曲を中心に扱うことが多いです。
しかし、自分の好きな曲が弾けるようになったときの達成感はまったく別物です。
これは生徒さんを見ていても感じます。
レッスンでの練習曲をきれいに弾けたときより、「ご自身が弾きたかった曲」が仕上がったときのほうが、表情が全然違います。
そのため曲選びは、場面によって変わりながらも、生徒さんが「弾けた」「楽しい」と感じられるかどうかを意識しています。
これからも、その時々の生徒さんたちや季節に合わせながら選んでいきたいと思っています。
